「水中ドローンの活用について」 DHIコラムvol.24
皆さんもドローンという言葉を耳にする機会が増え、目的に応じてドローンもその種類を増やしています。その中で、「水中ドローン」というワードを耳にしたことがあると思います。今回のコラムでは、水中ドローンについて解説していきます。
full depth社製 DiveUnit300Lite
・水中ドローンとは
水中ドローンとは、水中を自由に潜水や潜航しながら撮影ができる小型無人潜水機の通称で、ROV(Remotely Operated Vehicle)と呼ばれることもあります。操縦は、陸上や船上から無線や有線による遠隔操作で行い、リアルタイムで機体が捕らえた画像を確認することができます。
また、オプションを利用することで濁った水中の映像を鮮明にすることや、ソナー、水中測位により海底図を作成すること、アーム、金属探知機等を装着して水中の詳細な捜索や物体を掴むこと、さらに金属の肉厚測定、水中での高圧洗浄など、水中での多種多様な用途に対応でき、水中撮影、水産業、点検、マリンレジャーなど様々な分野で活用、普及が進んでいます。
水中ドローン (左:FIFISH V-EVO、右:CHAISHING M2 S)
【撮影した画像の鮮明化処理のイメージ】
(左:元画像(鮮明化処理前)、右:鮮明化処理後)
・水中ドローンの活用用途について
水中ドローンは、水中で人の入れないような細い管路などの場所や水深40m(海上保安庁の通常の潜水士が潜れる深さ)を超える場所での作業が可能なため、潜水士の負担を減らすとともに安全性の向上、コスト削減などが期待されるため、注目を集めています。
活用例として、水を抜かない状態でのダムの点検、水難救助、潜水作業前の事前調査、水中生物の生態調査等に活用されています。
(QYSEA HPより)
インフラ関連や水中での業務を携わる皆さまで、水中ドローンの購入・レンタル、作業実施などのご希望、ご検討がございましたら、お気軽にご相談、お問い合わせください。
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